折神のアートが持つ価値
折神独自の審美基準
折神が扱うおりがみアートには、独自の審美基準があります。
それは、目を引く派手さや新奇性ではなく、長く向き合える美しさであるかどうか、という視点です。
伝統的な折り方
折神は、折り紙本来の構造や考え方を大切にしています。長く受け継がれてきた折り紙の技法そのものが、作品の土台として支えていることを重視しています。
日本的な美しさ
和紙の質感、奥ゆき、色の重なり。主張しすぎず、見る人の感覚に委ねるような佇まいこそ、日本的な美意識が宿るアートだと考えています。
空間との調和
作品単体で完結するのではなく、飾られる空間と呼応し、全体の雰囲気を整える存在であるか。 空間の一部として自然に溶け込むことも、美しいアートの条件としています。
物語
作品には、折りの工程や素材選び、形に込められた背景があります。 それらが見る人の想像を促し、ただ「見る」だけで終わらない体験へとつながるような物語性を大切にしています。
素材へのこだわり
折神では、作品の印象を左右する素材を、デザイン要素ではなく、価値を支える基盤として捉えています。
量産を前提とした素材ではなく、長く向き合える美しさと、静かな存在感を基準に、和紙という素材を選び続けています。
和紙を使うことのこだわり
和紙は、折り重ねや立体表現においても形を保ちやすく、作品としての安定性に優れた素材です。
額装された大型作品として長期間展示されることを前提に、耐久性と扱いやすさの両立を重視しています。
和紙特有のやわらかな表情は、空間に落ち着いた印象を与え、宿泊施設や企業空間など、長く過ごす場に適しています。
和紙は経年による変化も緩やかで、時間とともに風合いが深まっていく素材です。
過度な劣化が起こりにくく、必要に応じて補修やメンテナンスが可能である点も、レンタルアートとして採用する理由の一つです。
藍染め和紙
折神の拠点である徳島県は、阿波藍の産地として知られ、この土地に根づく藍の文化に触れたことが、藍染め和紙の作品を扱うきっかけとなりました。
藍は、深く静かな色彩美を持つ、日本を代表する伝統色です。
手間と時間を要し、世代を超えた人々の努力によって受け継がれてきました。
一枚一枚、手仕事で染められた藍染め和紙には、色そのものだけでなく、その背景にある時間と文化が宿っています。
藍染め和紙のある空間では、場の空気が整い、見る人の心を穏やかにします。
土地に根ざした素材と、積み重ねられてきた価値を内包した作品だからこそ、空間の一部として長く使われていくと考えています。
繊細な作品を大切に保護
繊細なおりがみアートは奥行きのあるボックス型の額縁で額装し、アクリルカバーで保護しています。
作品に触れることなく鑑賞できるだけでなく、塵や汚れ、運搬の衝撃から守る役割も担っています。
アクリルカバーには、紫外線を軽減する効果があり、紫外線に弱い和紙の色を長く保つことができます。
制作工程
1.構想
設置空間や目的に合わせて構想を立て、作品の方向性を定めます。
2.素材選び
和紙の質感・色・柄を見極め、作品に最適な素材を選定します。
3.折る
一つひとつ丁寧に折り上げ、精度と美しさを整えます。
4.組み合わせる
全体のバランスを確認しながら構成し、立体的な表現へと仕上げます。
5.仕上げ・額装
細部を最終調整し、空間に調和する額装を施します。